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琵琶湖を一周したよ 1日目

こんにちは、笹山です。

来年の異動を見越して、隙を見て引き継ぎ書を作っているのですが

難しいですねぇ。どんな方へ引き継がれるかわからないからどこまで書き込めばよいのやら。

 

さて、雑談はさておき琵琶湖へ輪行旅の記事スタートです。

準備編はこちら

 

fuutad.hateblo.jp

 

 

十月の上旬。長袖サイクルジャージか、半袖ジャージの下に半袖を仕込むか、

はたまたサイクルベストを着るべきか。

ギリギリまで気温と天気をにらんでいたんだけれど、直前に大きな懸念材料が一つ。

私が行く日が雨の確率が高い曇り予報なのですよ

予備用の雨ガッパを一番小さく畳んで、サドルバッグに入れ込んだ

 

……んだけど、出発の東京がまず雨

うわあ、幸先悪う

 

ひかりの始発に乗るために

夜も明けぬうちからせっせと走り出す

都心は信号ばかりですぐ止められる印象だったけど、

時間が早いためか車通りも少なく雨だということ以外はスムーズに東京駅についた

東京駅着

 

横型輪行袋は収納時間が短くてすむところが何より嬉しい

駅について、ささっと収納

事前に受け取っておいた新幹線のチケットで無事に入場できた

横置き型の収納だから、階段でもぶつかる心配がないのがいいところだ。

 

新幹線のホームについたのは発車の15分前

夜が明けてきた

 

ひかりの始発は車両の中に私とほか二人くらいしかいない状態で出発した

特大荷物置きのブッキングももちろんない

ああ、よかったあ

横型輪行袋の最大の欠点はやっぱり大きいこと。

これまでのぞみしか乗ったことがなかったけど、ひかりののんびりした旅もいいなあ

空いているところが何より素晴らしい

 

米原駅到着

かろうじて降っていない曇り空にホッとする

荷ほどきして自転車を出して

滋賀県に多いという飛び出し坊やの自転車バージョンがあったのでパチリ。

 

さあ出発

まずは琵琶湖を目指す

米原から琵琶湖は2キロほど

とっても近いのだ

信号の向こうにもう琵琶湖

広いなーーー

波があまりなくて穏やか

霞ヶ浦も広くて見晴らしがいいけど

風が強くてだぶんだぶんしてる霞ヶ浦とはまた違う雰囲気だ

 

まずは長浜の方向へ向かおう

ビワイチは比較的補給が多くて道の駅も多い

コースが必ず湖畔沿いとも限らないんだな

 

公園に入り、あれ湖が見えなくなったなと思ったところで雨が降り出した。

うーーーん、これは雨の中進むしかないなあ。

レインジャケットとパンツを着こんで再出発する。

あれ、なんかお城だぞとパシャ。

あとで調べたら長浜城ですね。

昔のお城ではなくて、再現されたもので今は郷土博物館なのだとか。

 

雨が降ったり止んだりする中マイペースに進む。

ロードバイク乗りは時々現れるけれど、みんなびゅんびゅん先に行く。

すごいなーー。

練習したら速く走れるようになるのかしら。

 

さて、ビワイチは基本的にこんな青い矢印で曲がるところは教えてくれる。

 

スピードが速いコースとゆっくりコースと別れるところはあれど

基本的には矢印にずっと沿って行けば必ず一周できるしくみだ。

 

 

朝が早かった分腹ペコになるのが早くて

10時過ぎに道の駅湖北みずどりステーションで押し寿司をいただく。

うん、滋賀っぽい気がする。魚の産地は千葉って書いてあるけど、よくよく考えたら滋賀は海なし県だものね。

だからこその押し寿司なのかな。

琵琶湖があるから、海なし県の印象は薄かったけど。

 

ビワイチサイクリストの軽食はつるやパンと定番のように言われているけれど

ここで休憩したからには、つるやパンはパスして琵琶湖の北側へ進もう。

 

雨が一度止んで、北側をまわる。

北へさらに進むと、敦賀と青看板に書いてあるのがテンションが上がる。

そうか、山越えをしたら北陸なんだ。

滋賀県は戦国時代に関係のある地名がぽんぽん出てくるのが面白い。

関ケ原も近いし、彦根と言ったら井伊直弼だし

さっき見た長浜は豊臣秀吉とゆかりがあるし

関西は歴史とリンクしてる場所が多いよなあ

 

さて、さっきも説明した通り、基本的に青い矢印をたどる

ビワイチなんだけれどここでルートを間違えた。

たぶん、青い看板を見て北陸に思いを馳せているうちに見落としたんだろう。

スマホで方向だけはわかるから、湖畔沿いに行けばどこかでルート復帰するはず

 

琵琶湖の北側は唯一のトンネルゾーンで

本来だったらそれほど長くはないトンネルのはずなんだけれど

ルート外のせいか、えらい狭くて歩道は細くて暗くて本当に怖くて怖い(語彙力)トンネルを通り抜けた。

落ち着けば十分通れるだけの幅はある。

けど、落ちたら危険。すぐひかれそうで こ、こわかったぁぁ

もうトンネルはいやああ。

 

また雨が降り出して、レインジャケットを羽織って進むうちに

ゆるく上ったり下ったり、でもしんどくはない坂を進むうちに、青い矢印が出始めた。

はーー。よかった。

 

北側を巡ったのが正午すぎでそろそろ次の休憩を入れたくなってきた。

ご飯を食べられそうなところはないかなーーと矢印沿いを進む。

ここから湖の西側を走ることになる。

 

マキノと地名が変わった。

カタカナ自治体名は珍しい。

このあたりから湖畔にキャンプしている人がキャンプしている人がいるようだ。

あとはお高めのリゾートっぽい宿泊地。

そういえばマキノには、程よいお宿が全然なかったんだよなぁ

 

ビーチがあったり、芝生とベンチもある。

ここで一回休憩しよう。

とりあえずカロリーメイトを食べてふーーーと息をつく。

琵琶湖は凪いでいて静かでちょっと神秘的よね。

お天気のせいかもだけど、向こう岸が見えなくて霞ががっているのもいい。

少し行くと町に入るらしくて、スーパーがあるみたいだ。

今日のお宿はユースホステルだから、食料を買っておこう。

そこまでもうひと踏ん張り。

 

寄ったのは平和堂今津店。

とりあえずその場で食べるパンはすぐ買えたんだけれど

夕ご飯と朝食と、えーーーと??となり店舗の中をぐるぐるする。

疲れてくると判断力って鈍るよね。

滋賀県出身らしい西川貴教平和堂の歌を歌っている。

いろんな仕事をしているなぁ

思考が散漫になってるな、自分と思う。

 

さらに悪いことに、さっきまで降ったり止んだりだった雨が

スーパーを出ると本格的な雨になってきた。

気力を削がれるけれど、あと20キロちょっとで宿につく。

進むしかない。

 

雨は強く、疲れもあってスピードが出なくなってきた。

靴の中にまで雨がしみこむようになると

だいぶ心も折れそうになる。しんどい。

音楽を片耳イヤホンで聞いてテンションを保ちながら黙々と進む。

 

雨ざあざあの中白髭神社をぱちり。

海の上に鳥居があって格好いい。

ここだけ車が渋滞していたなあ。

地形的なもの?それとも白髭神社が観光地だからかしら。

あまり見渡す暇もなく、雨だしとにかく進む。

 

道が線路の高架下沿いになり

宿に一番近い駅を越えたなと思った時にそれは起きた。

 

気づいた時には私は道路に這いつくばっていて

Take5を聞いていたはずの音楽は止まっていた。

???

状況が呑み込めない。

え?何が起こったの。車や何かにぶつかったりはしていない。

道路に這いつくばっていては、車に轢かれてしまう。

 

体を起こすと大きな痛みはない。

ビンディングシューズとビンディングペダルでつながっていたはずの自転車は転がり側に倒れていてMP3プレイヤーの表面はザリザリに擦れている。

雨で滑って落車したんだ。

やっと頭が回ってきて理解した。

 

自転車に傷はない。カーボンロードは脆いというから、それが一番の心配だった。良かった。

私自身もレインコートに穴が開いたくらいで、けがはない。

呆然としながら自転車に乗りなおす。

クロスバイクも含め、スポーツ自転車の落車は初めてだった。

雨はやっぱり怖い。

 

呆然を引きずりながら、宿に着。

もう何もかもがびしょ濡れでひどい。

頭が回ってなくて、先払いの宿賃を払うのにお財布を探すのに苦労した。

 

お部屋は清潔。こざっぱりしていて必要十分。

暖房を入れて体が温まるまで1時間程ぼうっとしてと座りこんでいた。

いかんいかんと我に返り、結局スーパーでの買い物では夕飯が足りてなくて近くのコンビニへ行ってきた。雨は止んでいた。

 

そういえば平和堂のそばのちゃんぽん屋さんで早めの夕飯を食べようと思ってたのに

雨がひどすぎて寄り道する気にならなかったんだよね。

このあたりには程よいご飯屋さんはなくて、コンビニがあるだけマシだ。

コンビニ飯とはいえ、温かいご飯にホッとする。

 

ちょっとだけと横になったつもりが、1時間仮眠して

そこからシャワーを浴びて、施設内のコインランドリーを利用する。

ありがたい。乾燥までできるのは本当に神だと思う。

ロードバイクもシャッターのある倉庫内に入れてもらえたしな。

自転車旅でのポイントは、コインランドリーがそばにあることと

自転車を屋根付きの場所に置かせてもらえることだと思う。

さすがビワイチ旅行者に慣れているからか、琵琶湖周りにはこの2点をウリにする宿は多い。

 

乾燥機からしっかり乾いた衣類や靴下を取り出してこれで一安心だ。

あとは寝るだけ。おやすみなさい

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