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瀬戸内海タートルマラソン レポ後編

おはようございます。笹山です。

忘れないうちに、瀬戸内タートルマラソンレポを仕上げましょう。

10キロは短いので、記憶がどんどん薄れてしまう。

 

 

 

号砲が鳴った。

けれどもまずは歩きペース。

ああ、これがレースレポによくあるスタート後の渋滞かあ。

おや、意外にすぐにスタートラインを踏めた。

規模の小さい大会のいいところですね。

 

最初の角を曲がれば、すぐにマイペースが作れるようになった。

プランはシンプル。

最初の1~2キロは、6分後半は見ないようにしよう。

あとは、上げられれば上げる。

 

今日のポラールさんの表示は、現在の距離と今のスピードがわかる画面だけにする。

心拍を見たら、心が折れる。絶対見ない。

身体のしんどさは体感だけを信じていこう。

 

アップして体がほぐれているのか、

6分のスピードで走った感じは悪くない。

思ったよりペースが速いが、行けそうな感じがする。

無理してるとか、ハイテンションでもなさそう。

このまま押していこう。

 

6分をちょっとだけ切るペースで進む。

応援は多くはないけれど

声をかけてくれるとすごく嬉しい。

調子に乗ってありがとう、頑張りますと応えながら走る。

 

初の給水も体験しました。

走りながら飲むなんて、みんなどれだけ器用なんだ。

潔く、止まる。

急いで飲むと顔にかかるのはお約束だ。

水だからこぼしてもベタベタしないでしょ。

飲んでまた走り出した。

 

今回のコースは海沿いの道を行くコース。

途中一つの山がある。

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上り坂で、周囲の人たちのペースがぐっと落ちる。

つられてはいかんいかん。

長い坂道だ。

坂練でこれかも、と思った重心の置き方でうりゃうりゃと上る。

坂練の効果ちょっとはあるかもよ(^^♪

途中、靴ひもがほどけるというアクシデントがありつつも上り切った。

さすがに息が上がる。

苦しい。

深呼吸して、しばらくいけば呼吸は落ち着くはずだ。

落ち着いて進め。

汗をかいたかも。ここで、塩タブレットを投入した。

 

下り坂はわりと好きだ。

腕振りをやめて、足が進むに任せて下っていく。

わははは、楽しい。

着地衝撃が大きくなりすぎないようにだけ気を付けよう。

下り終えたらペースを戻す。

 

2回目の給水所。

また止まってお水をいただいた後に、スポーツドリンクもあることに気づく。

エイドもあった。バナナとパンだ。

横目でみるけど、結構なスピードが出ているから、(自分比)

とても、もぐもぐしながら走れない。

最後に水をぐっと飲み干し(もちろん顔にこぼし)

スタッフさんにお礼を言って走り出す。

 

このあたりで、なんとなく同じくらいのペースの人が固定されてきた。

さっきから、同じ年くらいのスカーフの男性と抜きつ抜かれつしているな。

 

折り返し後もなんとなくその男性を意識して

ペースをそろえると大体5分後半で走れる。

後半は姿勢が崩れてくる。

接地の意識と足がばらけないよう、ブレないようにと思い走った。

 

もう一度塩タブレットを出して、噛みながら気分転換する。

さっきは笑いながら下った坂を、折り返しではひいひい上る。

横手に見える海が本当にきれい。

坂があるところは景色が映えるよね。

体はつらいのに、気持ちが上向きになる。

 

上り切ったところで、持っていた水筒を出して飲む。

足を止め、水分を取ったら

息が楽になった。

 

下り坂を終えれば、あと3キロ。

あと3キロこのペースなら行けるかな。

行ける行ける

 

給水で再度立ち止まり

またもや水を顔にかけ、走り出す。

 

油断すると6分をちょっと超える。

集中しなきゃ。

今、スタートから45分くらいでラスト2キロ。

60分、切れるかな。たぶん切れるな。

 

終わりを意識しだすと、ポラールさんを確認する回数が増えて

途端に苦しくなりだす。

ゴールどこ。

息が苦しい。

身体が熱い。

 

スカーフの男性に大きく離されないよう

懸命に走る。

音楽もひたすらアップテンポを選ぶ。

 

ゴールが見えると、現金なもので

スピードが一段上がった。

 

これだけスピード上げられるなら

全体的にスピード上げられたんじゃないのぉ?

と、鳥の目視点の心の声がする。

こちとら早くゴールして終わらせたい一心なんだ。

あとはスカーフ男性に競り勝ちたい下心もちょびっと。

 

開会式で、タートルマラソンは人と競うマラソンではありませんって言っていたのにねぇ

修行が足りません。

 

なにはともあれゴーール。

スポーツドリンクと、完走タオルを受け取って

一番奥の椅子まで歩く。

いきなり止まっちゃいけないんだよねと、疲れたなりに考えたらしい。

 

椅子に座ってから、ポラールさんを止めてないことに気づいた。

止めた時点で58分39秒。

良かった。60分切れたよ。

 

ありえないほど息が上がって、疲労困憊。

椅子に座って息を整えていると、

ボーイスカウトの女の子が、計測タグを取りながら「マラソン、どうでしたか?」と聞いてくれた。

「疲れましたぁ」と苦笑いで答えた。

いや、本当に。

10キロなのに本当にくたびれた。

 

立ち上がり完走証をいただく。

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ラップも貼りますね

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↑3キロと7キロあたりが上りでした

 

 

よくレースレポで、ネットとかグロスとか書いてあって

なんのこっちゃと思っていたけれど

スタートの号砲から、ゴールしたまでの時間(グロス)

私がスタートラインを踏んでから、ゴールしたまでの時間(ネット)ってことでいいのかな?

完走証を見て、改めてよくやったなあ自分としみじみ思う。

 

ゴール後に温かいにゅうめんをいただいた。

ほっと息をついて、家族に無事だったことを知らせなきゃ。と思いついた。

 

旦那さん、前日に子供たちに「フレーフレーお母さん」(←長男明らかに嫌そう)な動画を送ってくれたのだ。

荷物を取りに戻ってLINEで旦那さんに報告を入れる。

やったねスタンプがいっぱいの返事が来た。

ありがとう。

はるばる小豆島まで走りに行くなんて酔狂な妻を

応援してくれる夫は尊いなあと思う。

 

体中がくたくただ。

小豆島観光をしたかったけど、とてもできそうもないや。

着替えて早々に会場を後にした。

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フェリーを待つ間にいただいたお弁当を食べる。

おかしいな、いつも長距離走をすると食欲がおかしなことになるのに

そこまで食べたくない。しかも食べても全然元気が戻らない。

それだけ全力だったんでしょうね。

 

ラソン、達成感があるけど

体力消耗しすぎだ。

12月のハーフはどうなってしまうんだ私。

というか、こんなにくたくたで

もう次のレースのことを考えてるのか、私。

 

 

レースには魔法がありますね。

実力以上の結果が出せたのは昨日も書いたけれど、

レースという環境と、共に走る人たちの存在と

応援と自然。

一人じゃとても手が届かないところに、手が届いて嬉しかったです。

 

 

次のレースは、完走目標のハーフマラソン

ジョグから始めて徐々に体調を見ながら、

長距離に対応できるよう仕上げていけたらいいな。

 

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

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蛇足:

書いていて、3回の給水を全部顔にこぼすのはどうなんでしょうと思った。

練習するべきなのか!?

紙コップを持って? ええ!??